毎年6月も中旬になりますと、夏のプールの準備に入ります。
プール水の消毒は、多くの施設で塩素剤が使用されていますが、室内プールでの塩素の臭いには多くの方が閉口しています。
塩素臭も無く、皮膚などに対して刺激の低い安全な除菌剤が「モルキラーMZ」です。
ぬめりの発生を抑え安全、安心して利用できます。
使用量は1日あたりプール水1tあたり10ml~20ml投入します。
プールなどでレジオネラ菌に感染すると、レジオネラ肺炎にかかることがあり、最悪の場合は死に至ることもある ほど危険な感染症です。
これまでに起こったレジオネラに関するニュースの知識から、温泉施設で感染しやすいという認識を持っている方が多いのですが、実はプールでもレジオネラ菌は多く発生することが分かっています。
学校や公共施設のプールは多くの人々が利用しますが、人々の体に付着している有機物はレジオネラ菌の大好物です。
この有機物が栄養源となるため、レジオネラ菌が繁殖しやすく、さらに水にはレジオネラ菌が生息しやすい環境であるため、プールはレジオネラ発生の格好の場所なのです。
お腹の調子がわるいとき、公衆のスイミングプールや温泉に出かけようとしたことはありませんか?
「もしかしたら水の中に浸かっているうちに体調良くなるかもしれないし......」なんて心得ちがい。アメリカ疾病管理予防センターが発表したレポートの筆頭著者・Michele C. Hlavsa氏は「下痢などの症状がある人は、水中に入らないこと。これは、公衆の人たちにとって重要です」と米Gizmodoにコメントを残しています。
2000年から2014年のあいだ、アメリカの46の州とプエルトリコで合計493件の疾患の集団発生が確認され、少なくとも2万7219人が病気になり8人が死亡しています。
このうち400件近くの事例を具体的に調べたところ、94%は病原菌によるもので、特に胃腸障害を引き起こすクリプトスポリジウム、レジオネラ菌、プソイドモナスが多く確認されました。その他6%は水中の塩素過多など化学的汚染であったこともわかっています。
2000年から2006年のあいだにクリプトスポリジウムを原因とする症例は毎年平均25%増加しましたが、2006年以降は落ち着いています。2000年から2014年にかけて、レジオネラの症例件数は毎年平均14%増加し、プソイドモナスの場合は平均22%減少傾向にあります。
そしてプールなどの水中に潜む病原菌のなかで最も一般的なのは、塩素に対して強い耐性があるといわれているクリプトスポリジウムです。著者によれば、どんなに管理の行き届いたプールであってもクリプトスポリジウムは7日間生き伸びることができるらしく、これは症例の89%を引き起こしていることからも明らかになっています。
一方でレジオネラ菌やプソイドモナスといった病原菌は洗浄剤で除去しやすいですが、こうした殺菌剤を使っていない温水浴槽やスパは例外です。
クリプトスポリジウムは下痢など一般的な胃の不調を引き起こし、レジオネラ菌は風邪に似た症状がでるポンティアック熱の他、エアロゾルとして吸いこむと致死的な肺炎に感染します。プソイドモナスの感染は皮膚にできる毛包炎や、耳に入ると外耳炎を起こすことがあります。
これらの感染症が広がるのを防ぐために、お腹の調子が悪い日は公衆のプールや温泉に入らないことです。また(改めて呼びかける必要もありませんが)これからの季節、誤ってプールの水を飲まないように注意してくださいね〜。
プールでレジオネラ菌が発生すると、ろ過装置や配管にバイオフィルムという膜をつくります。
この膜はレジオネラ菌をますます増やすだけでなく、菌を守る働きもあるため、除菌をしてもなかなか菌を殺せない問題も出てきます。
そのため、プールでレジオネラ菌を除去するためにはまずはバイオフィルムを取り除かなければなりません。
バイオフィルムを除去し、その上でプールのろ過装置や配管などを洗浄・消毒することで、ようやくレジオネラを殺菌できるのです。
しかし、バイオフィルムを除去すると言ってもそう簡単ではありませんし、一度取り除いても再び形成されてしまうことが多いものです。
家庭用など少量使用する場合はモルキラーMZの10倍希釈品「モルキラーMZ10」があります。
ではすでにプールでレジオネラ菌が発生していて、バイオフィルムも形成されている場合はどうしたら良いのでしょうか。 ポイントは、優れた殺菌・消毒液を使うことです。
世の中には数々の殺菌・消毒液がありますが、臭いがキツくて使用するのが困難であったり、安全面が不確かであったり、効果がいまひとつといった商品が多いことも事実です。
また、業者に依頼すると高額な費用がかかることも多いです。
バイオフィルムをしっかり除去し、レジオネラ菌を殺菌できる優れた商品を選ぶことができれば、ご自身でしっかり除菌ができます。
また、プールでバイオフィルムを再び形成させないように、予防目的で定期的にプールのろ過装置や配管を消毒していけば、レジオネラ菌の感染者が出るという問題を避けることもできるので、予防のためにプールの殺菌や除菌をこまめに行うことが大切です。
除菌のための配管洗浄は、ご自分で配管洗浄ができる「モルキラーMZ」がコスト、即効性、作業性など皆様の施設に最もふさわしい方法です。
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